| TCを愛する全ての人へ
公式にもあるようにTactical Commanders(以下TC)は2005年8月31日を以て, その運営サービスを終了すると発表されている.残すところ,あと1ヶ月ではあるが...
過去,多くの人々がこのTCを訪れ,そして去っていた人もいるだろう. 最近では,早期にTCから去り,他のgameへ移動する人が少なからずいるようだ. ここで,今一度,考えて欲しい.何故,TCというgameが他に類を見ないのかを.
TCで学んだことは数多くあり,それは自分の生き方の一部とさえなっていると思う. それはつまり,TCが単なるOnline Gameではないからであると考えるからである.
TCは,単にユニットのLvを上げていけば良いわけではない. またPlayerの分身であるヒーローと呼ばれているキャラクターのLvを上げていくものでもない. では何のLvを上げていくのか,それは“己の腕 (技術:skill) ”に他ならない.
このスキルと呼ばれるものは,数値では表せない.自分一人で磨けるものでもない. 味方がいて,そして合間見える相手がいて始めて磨けるモノである. そして,そのスキルが発揮できるのは戦場であり, caveなどでは磨くことも,ましてや発揮することなど出来ない. だから,皆,戦場へ足を運ぶのだ.スキルを磨くために.決して,caveへは足を運ばない.
戦場から学んだこと…それは自分の操作するユニットが戦場においてどれだけ貢献できるか, 味方との連携が,そして何より味方との協力が全てであるが故に自分の課せられた役目を全うすること.
一つの戦場を有利に運び,そして勝利へと導くため,隣接された戦場地より敵の進入口を減らす睨み, 少しでも敵の人数を減らし主戦への人数と時間を稼ぐために囮戦場を作る者もいれば, 間接的に敵へ損害を与えるために,敵の補給路を断つカット&ストールを行なう者達もいる.
これらの行為を行なう背景には全て,戦場・国家への貢献を求めるからである. だが,ただ単に貢献だけを追い求めるだけが全てではないことを我等は知っているはずだ.
TCから得たものは何か. それは,TCというgameを通じて,同じ事を共感し合える“仲間”ではないだろうか.
君は覚えているはずだ,初めてTCへLoginし何も分からずに戦場へ参戦した時のことを.
中々敵ユニを倒せずに自分の操作する部隊が全滅になり,戦場が終えてしまったこと, 攻め戦場において,POCへの道程でのアティラリによる凄まじい砲撃, ようやくPOCに乗ったかと思えば,ジャナクによる爆弾投下でユニットは敢え無く全滅, 密集地帯での,ジャイアントによる自分をも犠牲にしたEQ攻撃での凄絶なまでの破壊力, 何処に設置されているか分からない地雷や機雷の恐怖を,君は覚えているはずだ.
多くの戦場から様々なことを教わったはずだ. どのユニットにも,そのユニットに課せられた役目があり,役目のないユニットは存在しないことを.
そして,初めて言葉を交わす人がいる.TCから多くを学び,新人への助言を与えてくれる人がいる. TCにおけるRegimentの重要性…情報の共有することでより多くのことを知る事ができ, 信頼し合える仲間がそこに居ることを教えてくれる.
残念なことに,TCは終了し,共に戦ってきた戦友と再び戦場で連携・協力することが出来なくなる. だが,TCという形こそ無くなるが,戦場で皆と戦った“記憶”は無くならない.
そして何よりも,忘れてはいけないのが,共に戦場を駆け抜け,戦った“戦友”を忘れてはいけない.
最後になったが,TC終了までの,この残された時間を楽しく,そして今まで以上に熱い戦いをしよう.
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